こんにちは!突然ですがみなさん、結婚式のご予定はございますか?今回は初めて結婚式を迎える方に対して、やるべき事や準備物について主に男性目線で紹介させていただきます。なにを隠そう私は、誰の結婚式にも参列したことのない状態で自分の結婚式を行いました。今考えるとなかなか珍しいタイプだなと思うのですが、それ故に無知な部分が多く、パートナーに面倒をかけることもありました。その経験をみなさんに情報として共有できたらと思います。
⭐︎ 自分たちにピッタリな式場選び
結婚式を挙げることが決まったら、まずは式場選び。ここが決まらないとプランナーとのプランニングにも進めませんから、何より最初に決めるべき点ですね。今はSNSの普及により、各式場がさまざまな媒体で広報を行っていますから、情報は集めやすくなりましたよね。動画などを見比べて比較し、まずは3つ程度に候補を絞ることをお勧めします。
ある程度絞り込めたら、次は実際に式場に足を運んでみましょう。多くの式場が、式を考えているカップルに対して「ブライダルフェア」という企画を用意しています。これは式場の内装を見て回ったり、振る舞われるコースを試食したり、過去に行われた結婚式の様子を写真などで見ることができる、広報企画のようなものですね。基本的には無料のものがほとんどですので、活用しない手はありません。ただ、無料だからとあまり多くの式場に足を運んでしまうと、どれが良いか分からなくなってしまう傾向がありますので注意が必要です。
良い式場を選ぶうえでの判断基準はいくつかありますが、すべてが自分たちにとって完璧な式場が見つかることはほとんどありません。優先順位を考え、自分たちにとってより良い条件を見定めることが重要です。食事があまり美味しくなかったり、セレモニー会場や料理・場所などが完璧だったとしても、ドレスのレンタルが無く、すべて買取だったりetc‥事前にパートナーと話をして、「絶対に譲れないものは何か」を決めておくと良いでしょう。
⭐︎ いつ式を挙げるか
式場が決まったら、担当してくれるプランナーさんと共に、どういう式にするかを少しずつ決めていきます。いつ式を挙げるのかについては、憧れがある女性が多いかもしれませんね。よくあるのが6月に式を行うと一生幸せな結婚生活が送れるというヨーロッパの言い伝え「ジューンブライド(June bride)」です。ただ知名度がある故に人気が高く、式代も他の時期に比べて高くなる傾向にあります。
それ以外では、屋外でセレモニーの一部を行うカップルが多いことから、過ごしやすい春や秋が比較的人気です。タキシードやドレスを着ていると、どうしても見栄え優先になり体温の調節は難しいですから、個人的にも暑さ・寒さの厳しくない時期をオススメします。もちろん、過ごしやすさなどよりも自分たちの大切な記念日や誕生日などに合わせることを優先しても全くタブーではありませんが、参列者の方があまりにも過ごしにくい真夏・真冬に行う際には、さまざまな配慮が必要になってくることは覚えておきましょう。
時期の他にも考慮すべき点はあります。それが「六輝」です。みなさんも「大安」や「仏滅」などは聞き覚えがあるでしょう。「六輝」とは、暦上に記載される吉凶を占う暦注の一つです。カレンダーにも記載されていることが多いですが、祝い事においては「大安」・「友引」に行うのが良いとされ、「仏滅」に行うのは良くないものという言い伝えがあります。基本的にプランナーが案内をしてくれるものですが、考え方は人によってさまざまです。「大安」や「友引」にこだわるべき!という方や、「先勝」、「先負」でも全く問題ないという認識の方もいるでしょう。日取りを決める際に迷わないよう、予め考えておき、プランナーに伝えるとスムーズでしょう。
⭐︎ 誰を呼ぶ?規模感は?
コロナを経てからというもの、小規模の式や身内だけの挙式、ウェディングフォトだけで済ませることも珍しくありません。自分たちのやりたい式がどのようなものかによって、式の規模も自ずと決まっていきます。
大きな規模というと、本人・家族を含めおおよそ50人を超えると当てはまるでしょう。メリットとしては、1. 人数が多いため盛り上がる 2. 余興をする上での自由度が高い といったところでしょうか。逆にデメリットは、1. 大きな会場で行う必要がある 2. 準備が大変 3. 参加者1人1人とゆっくり話す時間がないという感じになります。
小さな規模になると、メリットとして 1. 費用が抑えられる 2. 参加者それぞれとゆっくり話せる デメリットとしては、1. 少人数で盛り上がりにかける 2. 家族が多くなるため、友人たちの肩身が狭い こんな感じでしょうか。
自分たちの考える空気感やテンション・内容になっていれば、規模に正解不正解はありません。とにかく明るく楽しく大いに盛り上がり、最高の思い出を作りたい!という方は大規模。アットホームな雰囲気で、家族や友人にしっかりと感謝の気持ちを伝えたい!という方は小規模、という風にイメージすると良いかもしれません。
⭐︎ コンセプトは?
式場・日取りが決まったら、具体的な内容の打ち合わせを進めていくことになります。一般的に「結婚式」というと、「挙式」と「披露宴」の2部構成になっているものを指します。まずは挙式にて新郎新婦が結婚を誓い合い、その後に披露宴にて、親族や友人に結婚したことをお披露目するための宴会を行う、といった流れになります。
挙式はキリスト教式の神父が登場するものや、親族や友人に結婚を証明してもらうものがありますが、どの形にしても形式や流れがある程度決まっています。そのため内容をコントロールできる部分は多くありません。逆に、披露宴は「結婚を報告するための機会」以外のことは基本的に自由になります。そのため内容や演出・友人や親族に余興をお願いするかどうかや、装飾・テーブルデザインに至るまで新郎新婦が細かく決めていくことができます。
内容の打ち合わせで最初に決めることは、全体のコンセプトです。「クラシカルで厳かな時間にしたい」「ファンシーで可愛らしい世界観にしたい」「とにかく楽しく、最高に盛り上がる内容にしたい!」など、自分たちが披露宴で大事にしたいことを決めた上で細かい部分のプランニングを行います。
コンセプトが決まったら、そこに合わせて会場の装飾やデザイン・テーブルコーディネートなどを考えていきます。その後は披露宴会場やコンセプトに合わせたドレス選び、フラワーアレンジメントやケーキのデザインなども、それぞれの担当者と綿密に打ち合わせをしていきます。さらに、細かい部分になりますが友人スピーチや乾杯の担当者、引き出物などもすべて自分たちで決めていくことになります。大変ではありますが、準備期間は常にプランナーがアドバイスをくれますし、わからない点は質問すれば快く答えてくれますので、しっかり頼っていきましょう!
⭐︎ まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、結婚式をするにあたって何をどうしたら良いかわからない!という男性向けに、情報を提供させていただきました。式に参列した経験の少ない方や、いざ自分の番となるとやるべきことがわからず、悩んでいる方に届くと嬉しいです。
ただ今回紹介した内容は、いずれも結婚式を挙げるにあたって始める準備の初期段階です。具体的な式のスケジュールや、催しの内容については式の約1年ほど前から、コツコツとプランナーと共に作り上げていくものです。結婚式(特に披露宴)というものは自由度が高いものですから、非常に細かいものまで自分たちで決める必要があります。男性目線でお伝えすると、正直どれでも良くないか…と思ってしまうこともあると思います。(私もありました 笑)
しかし女性にとっては一生に一度、自分が主役になり1番輝くことができる瞬間であり、多くの方が夢に見ているものです。それだけでなく、家族や友人に正式な場で報告をし、これからも応援してもらいたいという意思を示すための場でもあります。そういった意味でも、パートナーとの門出に必要であることは明白でしょう。
コロナ禍や現代的な多様化により、ウェディングフォトのみに留めるカップルや、式そのものを行わない方も一定数いらっしゃいますが、結婚式のことを考えるうえで、私の記憶に残っているプランナーさんの言葉を紹介したいと思います。
「結婚式を挙げずに後悔した話は良く聞くけれど、式を挙げて後悔したという話は聞いたことがない」
というものです。結婚式を行った方々にアンケートを取ったわけではないと思いますが、結婚式というものの本質を表しているなと個人的に感じています。どのような式にするにせよ、準備や打ち合わせは大変なものです。ただそれを共に乗り越えた暁には、2人の絆はより強固なものになるのではないかと私は考えています。これから結婚式を控えるみなさんが、幸せな式、引いては幸せな結婚生活を送ることを切に願って、今回は閉めさせていただきます。ご拝読ありがとうございました!!